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新築住宅でも結露が起きる原因とは?効果的な対策を徹底解説

2024.12.08
新築住宅でも結露が起きる原因とは?効果的な対策を徹底解説

「新築住宅での結露、どうして発生するの?」そんな疑問を持つ方は少なくありません。

こんにちは!注文住宅の相談窓口・倉敷店のブログ担当です。

岡山の新築住宅では「結露なんて起きないだろう」と思っていませんか?
実は、高気密・高断熱住宅の普及により、結露が発生しやすい環境になっています。

この記事では、新築住宅でも結露が起きる理由その対策について、具体的にご紹介します。岡山・倉敷で家づくりを検討されている方、結露にお悩みの方、ぜひお役立てください!

新築住宅で起こる結露とは?基本的な仕組みと注意点

結露の基本的な仕組み

空気中の水蒸気が冷たい表面に触れ、水滴として現れる現象です。
これは、空気中に含まれる水蒸気量が温度によって変化する性質に起因します。
暖かい空気が冷たい表面に触れると、空気中の水蒸気が凝縮し、水滴として現れるのです。

新築住宅でも結露が発生する背景

新築住宅では「高気密・高断熱」がスタンダードになっているため、結露が発生しやすい環境が整っています。断熱性能が向上すると外気温の影響を受けにくくなります。一方で、室内の湿気がこもりやすくなるというデメリットがあります。また、岡山のような温暖で湿度が高い地域では、冬場だけでなく、梅雨や夏の時期にも結露が発生する可能性があります。

断熱性能に関する詳細はこちらの記事をご覧ください。

新築住宅で結露が発生する5つの原因

新築住宅では「高気密・高断熱」が一般的です。
しかし、この性能が逆に結露を発生させる原因になることがあります。
次に、新築住宅で結露が発生する主な5つの原因を詳しく解説します。

新築住宅で結露が発生する5つの原因

1. 高気密・高断熱住宅の構造

高気密・高断熱住宅は、室内の温度を快適に保つために外気をシャットアウトする構造になっています。このため、湿気が逃げにくくなり、窓ガラスや壁などの冷たい表面で結露が発生します。

具体例

  • 冬場、暖房によって室内が暖かくなる一方、窓や壁の表面温度が低いと結露が発生しやすくなります。
  • 岡山の冬は比較的温暖ですが、それでも朝晩の冷え込みが結露を誘発することがあります。

2. 不十分な換気

新築住宅では24時間換気システムが義務化されています。
しかし、換気量が不十分だったり、適切に運用されていない場合、湿気がこもりやすくなります。湿気の逃げ場がなくなることで結露の原因となります。

具体例

  • フィルターの掃除がされていない換気システムでは効率が落ち、湿気が室内に滞留します。
  • キッチンや浴室などの湿気が多い場所で特に換気不足が結露を引き起こします。

3. 室内外の温度差

結露は、室内と外気の温度差が大きいほど発生しやすくなります。
特に冬場、室内を暖房で暖めると、窓や壁の表面が外気温の影響で冷たくなり、結露が生じます。

具体例

  • 外気温が5℃、室内温度が20℃の場合、窓の表面が10℃以下になると結露が発生しやすくなります。
  • 冬の夜間や早朝に窓ガラスが曇っているのは、この温度差が原因です。

4. 室内湿度の上昇

新築住宅では、家族の生活習慣が湿度上昇の原因になることがあります。
洗濯物の室内干しや加湿器の使用が多いと、空気中の湿度が高まり、結露が発生しやすくなります。

具体例

  • 室内で洗濯物を干すことで、一度に数リットルの水分が空気中に放出されます。
  • 冬場に加湿器を長時間使用すると、湿度が60%を超え、結露が起きやすくなります。

5. 建材や施工の影響

新築住宅では、施工時に使用された建材から放出される水分が結露の原因になることがあります。また、断熱材の施工不備があると、温度差が大きくなり結露を引き起こします。

具体例

  • 新築時には、壁やコンクリートに含まれる水分が完全に乾燥していない場合があります。
    これが初期結露の原因になります。
  • 窓枠の施工が不十分で、断熱性能が低下している箇所で局所的な結露が起こることがあります。

新築住宅で結露が発生する原因は、住宅性能や生活環境、施工の状況に深く関係しています。この後のセクションでは、これらの原因を解決するための具体的な対策を詳しくご紹介します。快適で結露のない住まいを維持するために、ぜひ参考にしてください!

結露が新築住宅に与える影響

結露は、単なる水滴として見過ごされがちですが、新築住宅に深刻な影響を及ぼす可能性があります。放置すると、建物の性能や家族の健康を脅かす結果となることがあるため、注意が必要です。次に、結露が新築住宅に与える主な影響を詳しく解説します。

結露が新築住宅に与える影響

1. 建材の劣化

結露による水分が建材に染み込むと、長期的に住宅の耐久性に影響を及ぼします。

影響の具体例

  • 壁材や床材の腐食
     結露が頻繁に発生すると、壁や床の表面だけでなく内部の建材も湿気を吸収し、腐食が進むことがあります。
  • 金属部分の錆び
     結露水が建具やネジなどの金属部分に付着すると錆びが発生し、耐久性を低下させます。

長期的なリスク
建材の劣化が進むと、構造的な問題に発展する可能性があります。
最悪の場合、大規模な修繕が必要になることもあります。

2. カビの発生

結露が放置されると湿気が溜まり、カビの発生を招きます。特に、湿度が高い環境ではカビの繁殖スピードが速く、住宅や健康に悪影響を及ぼします。

影響の具体例

  • 目に見えるカビ
     窓枠や壁の隅などに黒や緑のカビが発生し、美観を損ないます。
  • 隠れたカビ
     壁紙や断熱材の内部で繁殖する場合もあり、発見が遅れると広範囲に広がることがあります。

健康への影響
カビはアレルギーや喘息の原因となり、特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では注意が必要です。カビの胞子を吸い込むことで、呼吸器系の疾患を引き起こすリスクもあります。

3. 住宅性能の低下

結露は住宅の断熱性能や防水性能にも悪影響を与えます。

影響の具体例

  • 断熱材の機能低下
     断熱材が結露による水分を吸収すると、断熱性能が低下し、冷暖房効率が悪くなります。
  • 防水層の劣化
     水分が建材の内部に浸透すると、防水層が損傷を受け、雨漏りのリスクが高まります。

経済的な負担
断熱性能の低下により、光熱費が増加するほか、修繕費用がかさむことがあります。
これによって、住宅の維持費が増える結果となります。

4. 快適な住環境の喪失

結露は住環境そのものにも影響を及ぼします。
窓ガラスに水滴がついて視界が悪くなる、湿った空気が室内に広がるなど、生活の質を低下させる要因になります。

影響の具体例

  • 窓ガラスの曇り
     窓からの景色が見えにくくなり、日光を取り込みにくくなることで、室内が暗く感じられます。
  • 室内の空気の質の低下
     結露による湿気が室内に広がることで、不快感を覚えることがあります。

5. 新築住宅の資産価値の低下

結露が原因で建物にダメージが発生すると、住宅の資産価値が下がる可能性があります。
特に中古住宅として売却を検討する際、結露による劣化があると評価額が低くなることがあります。

影響の具体例

  • 内覧時に見えるカビや劣化した壁がマイナスポイントとなり、購入希望者に悪印象を与える。
  • 修繕履歴や建物状況の報告が義務付けられている場合、結露の影響が記録されると、交渉材料にされる可能性がある。

新築住宅の結露対策ガイド:今すぐできる6つの方法

新築住宅で発生しがちな結露は、適切な対策を講じることで防ぐことが可能です。
最後に、結露を防ぐための実践的な方法を、具体的なアプローチで解説します。
新築住宅を快適で健康的な住まいに保つためのヒントとして、ぜひご活用ください。

新築住宅の結露対策ガイド:6つの方法

1. 24時間換気システムを適切に運用する

ポイント
新築住宅では、24時間換気システムの設置が義務化されています。このシステムを正しく活用することで、湿気を外に排出し、室内の湿度を適切にコントロールできます。

具体的な方法

  • 換気システムのフィルターを定期的に清掃する。
  • 換気口が家具やカーテンでふさがれていないか確認する。
  • キッチンや浴室などの湿気が多い場所は、追加で換気扇を活用する。

効果
換気システムを正しく運用することで、室内の湿度を下げ、結露の発生を抑えることができます。

2. 結露防止効果のある窓やサッシを採用する

ポイント
窓ガラスやサッシの性能を見直すことで、結露を発生しにくくすることが可能です。

具体的な方法

  • ペアガラス(二重ガラス)やトリプルガラスを採用することで、断熱性を高める。
  • アルミサッシではなく、樹脂サッシや複合サッシを使用することで、窓周りの温度差を減少させる。
  • 結露防止フィルムや断熱カーテンを窓に追加する。

効果
窓周りの温度差を軽減し、結露が発生しにくい環境を作ることができます。

3. 室内湿度を適切に管理する

ポイント
湿度計を活用して室内の湿度を常にモニタリングし、適切な範囲(40〜60%)に保つことが重要です。

具体的な方法

  • 除湿機を使用して湿度を下げる。
  • 冬場の加湿器使用を控える、または適切に設定する(湿度が60%を超えないようにする)。
  • 室内干しの際は、サーキュレーターや除湿機を併用する。

効果
湿度をコントロールすることで、窓や壁での結露発生を大幅に減少させることができます。

4. 調湿建材を取り入れる

ポイント
新築住宅の内装に調湿機能を持つ建材を取り入れることで、室内の湿度を自然に調整できます。

具体的な方法

  • 珪藻土漆喰などの自然素材の壁材を使用する。
  • 調湿クロスや吸湿性のある壁紙を採用する。
  • 床材に吸湿性のある木材を取り入れる。

効果
調湿建材が湿気を吸収・放出することで、室内の湿度バランスが保たれ、結露が発生しにくい環境を作れます。

5. 建築段階での断熱性能を強化する

ポイント
新築住宅の設計段階で、結露が発生しにくい構造を作ることが重要です。

具体的な方法

  • 断熱材を適切に施工し、壁や天井の断熱性能を向上させる。
  • 外壁の断熱層を厚くすることで、室内外の温度差を抑える。
  • 基礎断熱を採用し、床下からの温度変化を軽減する。

効果
断熱性能を強化することで、結露の発生を抑え、冷暖房効率を向上させることができます。

6. プロの点検を受ける

ポイント
結露が頻発する場合、専門家に相談することで根本的な原因を特定し、適切な対策を講じることができます。

具体的な方法

  • 住宅メーカーや工務店に定期点検を依頼する。
  • 窓周りや換気システムの不備を確認してもらう。
  • 必要に応じて施工の修正を依頼する。

効果
プロのアドバイスを受けることで、自分では気づきにくい問題を解消し、結露リスクを最小限に抑えることができます。

まとめ

結露は、新築住宅でも発生する可能性があり、放置すると建物や健康に悪影響を及ぼします。この記事では、結露の原因や影響、そして実践できる対策について解説しました。結露を防ぎ、快適な住環境を維持するために、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてくださいね!岡山・倉敷で新築一戸建て・建売・分譲地を検討している方は、是非この記事を参考にしてください。

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