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建ぺい率と容積率の基礎知識:注文住宅の成功の鍵【岡山】

2024.09.13
建ぺい率と容積率の基礎知識:注文住宅の成功の鍵【岡山】

こんにちは!注文住宅の相談窓口・倉敷店のブログ担当です。

今回は、家を建てる際に欠かせない「建ぺい率」「容積率」についてお話しします。
これらの言葉、聞いたことはあるけれど詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか?

この記事を読めば、土地を最大限に活用するための基礎知識が分かり、理想の住宅設計に役立ちます。
特に、注文住宅を検討中の方はぜひ最後までお読みください!

建ぺい率とは?

建ぺい率とは、敷地面積に対して建物がどれだけの面積を占めるかを示す割合のことです。
具体的には、建物の「建築面積」が敷地面積の何パーセントまで許可されているかを示す指標です。
これは、都市計画や建築基準法によって定められています。
例えば、敷地面積が100㎡で建ぺい率が60%の場合。
最大で60㎡までの建物を建てることができます。
この制限により、敷地に対して過度に大きな建物を建てることが抑制されます。
そして、周辺の建物との調和や防災対策が保たれます。

【建ぺい率の計算方法】
建ぺい率 = (建築面積 ÷ 敷地面積) × 100

このため、建ぺい率が高い地域では土地の広さをフルに活用して建物を建てることが可能です。ただし、庭や駐車スペースなどの外部空間が少なくなることがあります。

規制の目的

建ぺい率の規制は、都市の美観通風採光の確保、さらには災害時の安全性を保つために設定されています。
特に住宅密集地では、建ぺい率を厳しく制限することで、過密な建築を防ぎ、生活環境の向上を図っています。

建ぺい率は地域ごとに異なり、商業地域や工業地域では高めに設定されます。
一方、住宅地では低めに設定される傾向があります。

容積率とは?

建ぺい率と容積率の基礎知識1

容積率とは、敷地面積に対して建物の延べ床面積がどれだけ占めるかを示す割合のことです。
建ぺい率が敷地に対する建築面積の割合を示すのに対し、容積率は建物全体の床面積(延べ床面積)を基準に計算されます。

容積率の制限は、都市計画や建築基準法に基づいて設定され、地域ごとに異なります。
都市部や商業地域では容積率が高く設定されていることが多いです。
また、建物の階数や高さに制限が少ないです。
そのため、ビルやマンションなどの高層建築が可能です。
一方、住宅地では容積率が低めに設定され、建物の高さや階数に制限がかかることが多いです。

【容積率の計算方法】
容積率 = (延べ床面積 ÷ 敷地面積) × 100

例えば、敷地面積が100㎡で容積率が200%の場合、延べ床面積は最大で200㎡となります。これによって、1階の床面積が100㎡、2階も100㎡といった2階建ての建物が可能です。

容積率の目的

容積率の規制は、土地の利用効率を調整し、都市計画における人口密度や交通量のバランスを保つことを目的としています。
特に、過密化を防ぎ、快適な住環境を維持するために、住宅地では低い容積率が設定されることが多いです。

容積率の制限例

商業地域
容積率が高く、300%〜500%など広い範囲の建築が可能。

住宅地
容積率が100%〜200%程度と低めに設定されることが一般的。

容積率を考慮して住宅設計を行うことで、敷地の活用方法や住宅の居住空間を最大限に引き出すことができます。

地域ごとの規制や特例措置

日本では、地域ごとに建ぺい率や容積率の制限が異なります。
また、都市計画区域や用途地域により、規制が厳しい場所や、逆に特例措置が適用される地域もあります。

岡山や倉敷でも、地域ごとにこれらの規制が異なります。
そのため、注文住宅を建てる際には、専門家に相談して最適な設計を行うことが重要です。

建ぺい率と容積率の基礎知識2

防火地域や準防火地域での特例

防火地域や準防火地域では、火災対策として厳しい基準が設けられています。
しかし、耐火建築物を建てる場合、建ぺい率が緩和されることがあります。
例えば、準防火地域で鉄筋コンクリートの建物を建てる際、建ぺい率が10%程度引き上げられることがあります。

角地の特例

角地(かくち)は、2つの道路に面している土地のことを指します。
一般的に風通しや日当たりが良いことから、周囲の環境に配慮した建築が期待されます。
そのため、角地では建ぺい率が10%程度緩和される場合があり、建物の設計に柔軟性が生まれます。

建ぺい率と容積率に基づいた注文住宅の設計例

例えば、倉敷市内の住宅地で建ぺい率50%、容積率100%の敷地がある場合を考えます。
平屋の注文住宅を建てるか、2階建ての住宅にするかで設計の自由度が大きく変わります。
限られた敷地の中で最大限に土地を活用し、家族のニーズに合った居住空間を設計する際に重要です。

建ぺい率と容積率の基礎知識3

設計例 : 建ぺい率50%、容積率100%の敷地

【条件】

・敷地面積:150㎡
・建ぺい率:50%
・容積率:100%

この敷地では、最大の建築面積は75㎡(150㎡の50%)です。
また、延べ床面積は150㎡の100%まで可能です。
この場合、平屋を建てることができる一方、2階建ての住宅にすることも選択肢の一つです。

平屋の場合
・建築面積:75㎡
・延べ床面積:75㎡(1階のみ)

この設計では、平屋であれば敷地を広く使うことができます。
庭や駐車スペースも十分に確保でき、開放感のあるレイアウトが可能です。
老後の生活を見据えた家族や、バリアフリー住宅を希望する方に向いています。
ただし、延べ床面積が限られているため、室内スペースはコンパクトに設計する必要があります。

2階建ての場合
・建築面積:75㎡
・延べ床面積:150㎡(1階75㎡+2階75㎡)

一方、2階建ての場合、1階の建築面積を抑えつつ、容積率を活用して延べ床面積を最大限確保できます。
1階にはリビングやダイニング、2階には寝室や子供部屋を設けることで、広々とした生活空間が確保できます。また、1階部分に駐車場や庭を設けることで、外部スペースも有効に活用できます。

まとめ

「建ぺい率」「容積率」を正しく理解することで、土地の使い方が変わり、家の設計の幅も広がります。設計段階でこれらの指標をしっかりと確認し、理想的な住宅を実現しましょう。

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