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シックハウス症候群とは?新築住宅での発生原因と対策ガイド

2024.09.26
シックハウス症候群とは?新築住宅での発生原因と対策ガイド

こんにちは!注文住宅の相談窓口・倉敷店のブログ担当です。

新築住宅の魅力といえば、真新しい内装や快適な住み心地です。
しかし、同時に「シックハウス症候群」という健康リスクについて耳にしたことはありませんか?

特に新しい家で感じる目や喉の違和感、頭痛などは、建材や家具から放出される化学物質が原因かもしれません。
この記事では、シックハウス症候群とは何かその対策についてわかりやすく説明していきます。

お子さんやご家族の健康を守りたい方、安心して新築に住み始めたい方に向けて、ぜひ参考にしていただければと思います!

シックハウス症候群とは?

シックハウス症候群とは、住宅の建材や内装材から放出される化学物質により、室内の空気が汚染され、それが原因で体調不良を引き起こす症状のことを指します。

特に、新築住宅やリフォーム直後の家では、揮発性有機化合物(VOC)やホルムアルデヒドが多く含まれています。これらが空気中に放出されることでシックハウス症候群の原因となります。

主な症状
・目や鼻、喉の違和感
・頭痛やめまい
・皮膚のかゆみや炎症
・呼吸器系の異常(咳、息苦しさ)

新築住宅でシックハウス症候群が起こる原因

新築住宅でシックハウス症候群が発生しやすいのは、建材や家具に含まれる化学物質が原因です。
これらの化学物質は、新築時に特に多く放出されます。
そのため、入居後に健康被害を引き起こすことがあります。
具体的な原因を見ていきましょう。

シックハウス症候群とは?新築住宅での発生原因と対策1

建材や内装材に含まれる揮発性有機化合物(VOC)

新築住宅でよく使われる建材や内装材には、揮発性有機化合物(VOC)が含まれています。
VOCは、液体や固体が揮発することで空気中に放出され、室内空気を汚染します。
これがシックハウス症候群の主な原因となります。

ホルムアルデヒド
ホルムアルデヒドは、合板、接着剤、塗料などに含まれる有害物質です。
長期間にわたり少しずつ放出されます。
特に目や喉を刺激し、呼吸器系にも悪影響を与えることがあります。

トルエン・キシレン
これらの化学物質は、塗料や接着剤に含まれています。
空気中に放出されると吸入することで頭痛や倦怠感、吐き気を引き起こすことがあります。

可塑剤
ビニールクロスやフローリング材に使用される可塑剤も原因となります。
これらの化学物質は、温度や湿度の変化で揮発し、室内空気を汚染します。

新しい家具やインテリアからの化学物質の放出

新築住宅に合わせて新しく購入した家具やインテリアも原因となることがあります。
特に、木材を接着剤で固めた合板家具や、ビニール製のカーテン、カーペットなどは、揮発性有機化合物を多く放出する傾向があります。

換気不足による室内空気の汚染

新築住宅では、換気不足もシックハウス症候群の原因の一つです。
住宅の気密性が高いため、自然な空気の流れが少なくなります。
その結果、化学物質がこもりがちになります。
特に冬場や夏場、エアコンを使用する季節は窓を開ける機会が少なくなり、室内の空気が汚染されやすくなります。

これらの原因から、新築住宅はシックハウス症候群のリスクが高まることがあります。
次に、このリスクを減らし、安心して住むための具体的な対策について見ていきましょう。

新築住宅でのシックハウス症候群を防ぐための対策

シックハウス症候群を予防するためには、いくつかの具体的な対策があります。
次に、新築住宅でできる効果的な方法を紹介します。

シックハウス症候群とは?新築住宅での発生原因と対策2

低VOC(揮発性有機化合物)やホルムアルデヒド対策建材を選ぶ

新築住宅の建材や内装材には、揮発性有機化合物(VOC)やホルムアルデヒドが含まれるものがあります。ただし、これらを含まない、または少ない製品を選ぶことでリスクを低減できます。

特に、日本の基準でホルムアルデヒドの排出量を示す「F☆☆☆☆」等級の建材は、最も放出量が少なく安全性が高いとされています。

F☆☆☆☆の建材
この等級はホルムアルデヒドの放出量が最も少ないことを保証します。
新築時の化学物質のリスクを大幅に低減できます。

低VOC塗料や接着剤の使用
建築段階で低VOC製品を選ぶことで、室内空気の汚染を防ぎます。

24時間換気システムを設置・活用する

現代の新築住宅では、多くの場合、24時間換気システムが設置されています。
このシステムを適切に活用することで、室内にこもった化学物質を屋外へ排出し、シックハウス症候群のリスクを減らすことができます。

定期的なフィルターの清掃
換気システムが正常に作動するよう、フィルターの掃除や交換を定期的に行いましょう。

新築後数か月は積極的に窓を開ける
新築直後は化学物質の放出が多いです。
そのため、換気システムと併用して自然換気も積極的に行うことが重要です。

VOC対応の空気清浄機を使用する

空気清浄機を導入することも、室内の空気を浄化する効果的な方法です。
特に、VOC対応の空気清浄機は、ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物を除去するフィルターが付いているものを選ぶと良いでしょう。

HEPAフィルター付き空気清浄機
HEPAフィルターや活性炭フィルターを搭載した空気清浄機は、化学物質や粒子状物質を捕らえて空気を清浄に保ちます。

部屋ごとに適切なサイズを選ぶ
空気清浄機の能力が部屋の広さに合っているか確認。
十分な浄化効果を得られるようにしましょう。

室内の湿度と温度を管理する

揮発性有機化合物は、高温多湿の環境で特に放出されやすくなります。
これを防ぐためには、室内の温度と湿度を適切に管理することが大切です。

湿度は40〜60%を維持
室内の湿度が高すぎると化学物質が揮発しやすくなります。
そのため、加湿器や除湿器を使って湿度をコントロールしましょう。

温度管理
化学物質の放出を抑えるため、室温は適度に保ち、極端な温度変化を避けるようにします。

ホルムアルデヒドやVOC濃度の測定を行う

シックハウス症候群のリスクを減らすためには、室内の空気質をモニタリングすることも有効です。
ホルムアルデヒドやVOCの濃度を測定できる市販のキットや専門業者による検査を活用し、空気中の化学物質濃度を定期的に確認しましょう。

家庭用の測定キットを使う
簡易測定キットを使って定期的に室内の空気の質を確認し、必要に応じて対策を講じます。

専門業者による測定
より正確なデータが必要な場合は、専門業者に依頼してVOCやホルムアルデヒドの濃度を測定してもらうことも可能です。

これらの対策を実施することで、新築住宅におけるシックハウス症候群のリスクを大幅に減らすことができます。次に、新築入居前にできることについて詳しく見ていきましょう。

住む前にできること:新築住む前にやるべきことリスト

シックハウス症候群とは?新築住宅での発生原因と対策3

家を空ける期間を設ける
新築後、すぐに住み始めるのではなく、数週間から数ヶ月の「空け期間」を設けます。
これによって、VOCの自然放出を促進できます。

家具選びも慎重に
低VOCの家具を選び、特に接着剤を多用していないものや自然素材を使用した製品を選ぶと良いでしょう。

空気清浄機を入居前に稼働させる
新築に引っ越す前に、空気清浄機を稼働させておくことで、室内の化学物質の濃度を下げることができます。

まとめ:快適で安全な新築住宅ライフを目指して

新築住宅は理想的な住まいですが、シックハウス症候群のリスクは無視できません。
建材や家具から放出される化学物質は、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
しかし、今回ご紹介した対策を講じることで、そのリスクを大幅に軽減することが可能です。
低VOC建材の選択や適切な換気、空気清浄機の使用など、これらの対策を実践して、安全で快適な生活環境を整えてください。
岡山で新築一戸建て・建売・分譲地を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!  

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